Chapter:4 天使で悪魔なサンタクロース
※純哉くんオタクモードがあるため、苦手な方はご注意ください。
Happy Merry DearDream
Chapter:4 天使で悪魔なサンタクロース
-クリスマス会まであと5日
-ショッピング街にて、サンタクロースと天使のオブジェを見つめる奏
純哉「奏〜」
奏「あたっ」
奏「ちょっと純哉くん!いきなり頭叩かなくてもいいじゃん!」
純哉「お前がボーッとショーウィンドウ見てるからだろ。今から5人分のプレゼント、買いに行かなきゃなんねーってのに...」
純哉「ったく...ちゃんと荷物持ちの仕事しろ」
奏「あはは、ごめんごめん!」
奏「なんかさ、この天使のオブジェ見てたらさ、この前久々にやったワズエンの撮影、思い出しちゃって」
純哉「ああ、くじ引き堂のやつな。ラインナップ、すげーよかったよなあ」
純哉「ファンの皆も、ずっと待ってました!ビジュアルサイコー超えてます!ってコメントくれたり、喜んでくれててさ」
奏「そうそう!嬉しいよね!」
奏「オレも見たけど、全部の賞、みんなよかったよねー!」
純哉「だよな〜、まあ俺的には、ここでアスレチックユニフォームがラインナップに入ってくるあたり、めちゃくちゃDFプロ感感じて面白かったわ」
奏「確かに!あれには思わず笑っちゃったよね〜!」
奏「オレもさ、普段くじとかあんまやらないんだけど、記念に一回くらい引いてみようかな?せっかくだしS賞のブランケット!当てたいな〜!」
純哉「はあ!?」
-奏がそう言うと純哉は食い気味に声を上げ、ビシッと奏を指さす
奏「わ!いきなりどうしたの?!純哉くん!?」
純哉「奏!お前はくじってもんをぜんっぜんわかってねえ!」
純哉「くじってのはなあ、次か、次こそはとエールを投入し、何度も何度も悔し涙を呑み、数々のクリアファイルや缶バッジを経て、その先にようやく上位賞を勝ち取る...!そんな、壮絶な戦いなんだ...」
純哉「この前の三貴士のくじだって、俺が、俺が...、どれほど苦労したことか...っ」
奏「わわ!純哉くん!ごめんごめん!くじがそんなに大変なものだとは思わなかったよ!皆、そんな大変な中、くじを引いてくれてるんだね...!」
純哉「...っ、ああ...だから、くじを引いて、応援してくれるファンの皆には感謝しなきゃな...てか、お前が上位賞を引くな!一生懸命引いてくれてるファンの皆に申し訳ないだろ」
奏「は、はい!わかりました!」
純哉「わかればいいんだよ...」
奏「あはは〜」
奏「ワ、ワズエンといえばさ、続きってどうなるのかな?結局オレたちドラマ、途中までしか撮影してないんだよね」
純哉「そういえば、そうだよな」
純哉「こうやってくじが発売されるってことは、もしかして、何か展開があるのかもな」
奏「わ〜!!!もしかして!劇場版!?」
奏「ファンの皆からも、ワズエン劇場版してほしい!って声が、すっごいいっぱいあったって!」
純哉「人気だよな〜嬉しいぜ。俺も続きどうなるのか気になるし、何より劇場版ともなれば...俺もついに映画デビューかあ...」
奏「映画デビュー...!それってめちゃくちゃサイコー超えてる!」
純哉「だな」
奏「早くオファー来ないかなあ〜公開するとしたら、天使って白いし、雪っぽいし、やっぱ冬かな?」
純哉「はは、気早すぎ。まだ決まったわけじゃねーだろ」
奏「決まるよ!だって、ファンの皆がこんなに楽しみにしてくれてて、応援してくれてるんだもん!イケるっしょ!」
純哉「でた、奏の根拠のないイケるっしょ」
純哉「....でも、本当にそうなったら、サイコー超えてるな」
奏「うん!」
-瞳を輝かせながら未来の話をする2人。
-彼らが歩む先にはきっと、眩い未来が待っていることだろう...
奏「あ!七色に光るエンガワだって!慎くんへのプレゼント、これどうかな?」
純哉「却下」
-次回-
「ドリフェス!の○○は世界一可愛い」
See You Next Special!